AIと聞くと、ChatGPTのように誰でも使えるサービスを思い浮かべる方が多いと思います。私自身も最初は、AIといえばChatGPTのような公開型のサービスを指すものだと思っていました。
(ちなみにOpen AIとはchatGPTを運営している会社名です)
しかし実際には、AIには大きく分けて「公開されているAI」と「非公開で使われているAI」があります。
公開されているAIとは、ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityなど、一般ユーザーがブラウザやアプリから利用できるAIです。文章の作成、要約、調べもの、プログラムの作成、表計算の補助など、私たちが普段の作業で直接使えるものです。
一方で、非公開のAIもあります。これは企業が自社のためだけに作ったり、社内データと組み合わせて使ったりするAIです。たとえば金融機関なら市場分析、ヘッジファンドなら売買判断の補助、製造業なら故障予測、医薬品会社なら新薬候補の探索といった使い方です。こうしたAIは一般には公開されず、外から中身を見ることもできません。
つまり、私たちが触れているAIは世の中のAIの一部であり、水面下では企業専用のAIもかなり活用されているということです。
では、個人や小規模な事業者が使うべきAIは何か。
私の中では、まずChatGPTです。
特にテキスト系の作業では、ChatGPTは非常に強力です。文章の下書き、言い換え、構成の整理、見出し案、説明文、ブログ記事、YouTube台本、メール文など、文字を扱う作業ではほぼ万能に近い存在です。
もちろん、すべてを丸投げしてそのまま使うのではなく、最後は自分の考えや言葉に整える必要があります。ただ、最初のたたき台を作る力、文章の流れを整える力、難しい内容をわかりやすく言い換える力は非常に優秀です。
そして、事務処理系の作業ではさらに効果が大きいと感じます。
特にExcelの関数やVBAの作成では、ChatGPTはかなり頼りになります。たとえば「この条件でセルを赤くしたい」「複数のシートをまとめたい」「選択した会場だけ処理したい」「ファイル名から日付やレースIDを取り出したい」といった作業は、人間がゼロから考えると時間がかかります。
しかしChatGPTに目的、シート名、セル位置、処理条件を伝えれば、かなり実用的なVBAや関数を作ってくれます。もちろん一発で完璧とは限りませんが、エラーが出た場所や実行結果を伝えれば、修正しながら完成に近づけることができます。
これは事務作業をする人にとって、かなり大きな武器です。
これまでなら「Excelに詳しい人しかできない」と思っていた処理でも、ChatGPTを使えば自分で作れる可能性があります。単純作業を自動化できれば、時間の節約だけでなく、ミスの削減にもつながります。
AIを使うことは、特別な人だけのものではありません。
文章を書く人、Excelを使う人、データを整理する人、ブログを書く人、YouTubeを作る人。こうした日常的な作業をしている人ほど、AIの恩恵は大きいと思います。
特にChatGPTは、文章と事務処理の両方に強いので、個人が最初に使うAIとして非常に相性が良いです。
これから先は、AIを使うかどうかで作業スピードが大きく変わります。あえて使えるかどうか?という表現はしません。あなたの意思なのです。
完璧に使いこなす必要はありません。
まずは、わからないことを聞く、文章を整える、Excel関数を作ってもらう、VBAの下書きを作ってもらう。
それだけでも十分に価値があります。
AIは人間の代わりというより、人間の作業を助ける道具です。特にChatGPTは、個人が持てる強力な「文章と事務処理の相棒」だと思います。

