VBAは、最初から自分ですべて書けなくてもよい。大切なのは、VBAを使って目的を達成することである。
これは、私が競艇ソフト作りに取り組み始めてから、ずっと変わらない考えである。私は今でも、自分を「VBAを書ける人間」だとは思っていない。それでも、データを集め、Excelを動かし、必要な仕組みを少しずつ作ってきた。
この記事の読み方
- 📱 スマホで読めます:VBAとの付き合い方を理解する
- 💻 PC推奨:コードの意味や変更箇所を確認する
- 🖥️ PC必須:Excelへ入れ、バックアップ上で動作確認する
「VBAを書く」が入口を狭くする
「文法を覚えなければマクロは使えない」「プログラミングが分からない人には無理」と考えると、多くの人は最初の一歩で止まってしまう。
しかし、マクロを使う目的はVBAを書くことではない。Excel作業を楽にし、繰り返しを減らし、ミスを防ぎ、大量のデータを扱えるようにすることである。書くことは手段であり、目的ではない。
日本語と同じで、使いながら覚えればよい
私たちは、日本語の文法を完全に説明できなくても普通に会話している。読めるが書けない漢字があっても、日本語が使えないことにはならない。
VBAも同じである。全部をゼロから書けなくても、コードを見て何をしているかを少しずつ理解し、変更箇所を見つけ、自分のExcelで試すことはできる。
大事なのは「書けること」ではなく、「使って目的に近づけること」である。
最初は「入れる」だけでよい
🖥️ ここからはPC必須である。
- Excelで実現したい処理を一つに絞る
- 必要なVBAを信頼できる情報源やAIから得る
- 元のファイルをバックアップする
- コードをVBEへ入れ、保存形式を確認する
- コピーしたテスト用ファイルで動かす
- 結果とエラーを確認し、一か所ずつ直す
出所や動作が分からないマクロを、重要なファイルでいきなり実行してはいけない。バックアップとテストは必須である。
AI時代でも、確認するのは自分である
今は、やりたいことを説明すればAIがコードを提案する。エラー内容を伝えれば、修正案も得られる。VBAへの入口は以前より大きく広がった。
ただし、AIのコードが正しいとは限らない。対象シート、セル範囲、保存先、削除や上書きの処理を読み、テスト用データで結果を確かめる必要がある。AIは作成を助けるが、採用と検証の責任までは引き受けない。
少し読めれば、できることが増える
同じコードを何度も見ていると、「ここはシート名」「ここは最終行」「ここは保存先」と分かる部分が増えていく。最初から文法をすべて覚える必要はない。
- コードの目的を説明できる
- 変更する場所を見つけられる
- 実行前に危険な処理へ気づける
- エラーと結果をAIや詳しい人へ正確に伝えられる
この状態まで来れば、VBAはすでに使える道具になっている。
「書けない」から始めても大丈夫である
入口はもっと気楽でよい。まず入れる。動かす。失敗する。結果を見る。そして一か所ずつ直す。その繰り返しで前へ進める。
競艇ソフトを作ることも、Excel作業を自動化することも、VBA職人になるために行うのではない。自分が実現したい仕組みに近づくために行うのである。
VBAは書けなくても大丈夫である。ただし、入れたコードを確かめずに使ってよいわけではない。使いながら読み、確認しながら育てればよい。



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