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画面を見るのも肉体労働

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管理人ブログ

画面を見るのも、立派な肉体労働だ。(私にとって)

前に「タイピングは肉体労働」と書いた。

指を動かす。肩が凝る。長時間座る。
だから、できるだけ打たずに済む仕組みを作りたい。

ところが、タイピングを減らしても、まだ残る仕事がある。

画面の見張り番である。

数字は変わったか。
処理は終わったか。
エラーは出ていないか。

クリックする。
眺める。
もう一度クリックする。

見た目はデスクワークだが、やっていることは巡回である。

移動距離はゼロ。
それでも、夕方にはちゃんと疲れている。

なかなか割に合わない。

見ているだけで、仕事をした気になる

Excelの数字が次々と変わる。
処理中の表示が動く。
進捗の棒が、少しずつ右へ伸びる。

つい、見てしまう。

ただ、こちらが真剣に見つめたところで、処理が速くなるわけではない。

応援で速くなるなら、私も声を出す。

「頑張れExcel! あと三千行!」

残念ながら、そういう機能は付いていない。

それでも見続けてしまうのは、「何かあったら困る」からだと思う。

その気持ちは分かる。
自分で作ったマクロなら、なおさらである。

信用していないわけではない。

信用するために、ずっと見ている。

……それを世間では、まだ信用していないと言うのかもしれない。

一回十秒でも、毎日なら仕事になる

例えば、処理が終わったかどうか、一回十秒かけて確認するとする。

それを一日三十回。

合計五分。
月に二十日なら、百分である。

確認して「まだだった」と戻るだけで、一時間四十分。

しかも、そのたびに別の作業を止める。

何をしていたか思い出す。
続きを探す。
ようやく戻ったところで、また気になる。

「そろそろ終わったかな。」

パソコンに仕事を任せたはずなのに、人間の方が呼び出されている。

しかも、呼び出し音すら鳴っていない。
自主的に通っているのである。

ずいぶん熱心な見張り番だ。

自動化したのに、人間が付き添っている

ボタンを押せば、自動で集計する。
データも取り込む。
ファイルも保存する。

ここまでできると、かなり便利になる。

ただし、その間ずっと人間が座って見ているなら、まだ減らせる手間がある。

手は空いた。
しかし、身体はパソコンの前に予約されたままだ。

私が減らしたいのは、キーを押す回数だけではない。

パソコンの都合で、パソコンの前にいなければならない時間である。

もちろん、作り始めの確認は必要だ。
想定どおり動くか、結果は正しいか?

つまり検証だ。

そこは、きちんと見る。

ただ、動作を確かめるための確認と、毎日同じ画面を眺め続けることは、分けて考えたい。

毎朝同じ数字を照合するなら、照合のルールを作る。
処理の終了を待つなら、終了したときに知らせてもらう。
失敗が心配なら、失敗を記録し、必要なときに通知する。

人間が見に行く回数を減らせるように、仕組みの方を整えるのである。

「異常なし」を三十回も聞きたいわけではない

ここで張り切りすぎると、今度は通知だらけになる。

開始しました。
取得しました。
保存しました。
正常です。
引き続き正常です。

今度はパソコンがおしゃべりになった。

私は仕事を頼んだのであって、実況中継を頼んだわけではない。

普段の経過は、あとで確認できる記録に残す。
完了や、人の判断が必要な問題を知らせる。

例えば、百件のデータを確認するなら、百件すべてを毎回眺める代わりに、条件に合わなかった三件を取り出してもらう。

その三件について、人間が理由を考える。

これなら、画面を見る目的がはっきりする。

ただ眺める時間が、判断する時間に変わる。

パソコンから離れるところまで、考えたい

もちろん、何でも自動化できるとは思っていない。

文章を読む。
出来栄えを確かめる。
数字の意味を考える。

人間が画面を見るべき場面は、いくらでもある。

だからこそ、同じ確認の繰り返しにまで、人間を常駐させなくてもよいと思う。

ExcelやVBAを覚える目的も、パソコンの前で長時間頑張れる人になることではない。

自分が繰り返している作業を、少しずつパソコンに渡していくことだ。

最初は、一つの集計。
次は、一つの確認。
その次は、終わるまで待っている時間。

そうやって、椅子に縛られる理由を一つずつ減らしたい。

これは、私のドクトリンです。

(え?私? 自動化した処理が動くのを、うれしくて眺めていることがあります。)

その時間も減らせたら、ようやく完成に近づくのだと思う。

よく働くパソコンを作って、人間は、ときどき席を立つ。

私としては、そこまで含めて「便利になった」と言いたい。

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