プログラム設計の基本用語
アルゴリズム(algorithm)
パラメータ(parameter)
説明を読む(深堀りページあり)
パラメータとは、作業や判断の基準として使う「設定値」のことです。
たとえば「何分以上なら通知する」「何点以上なら合格にする」といった数字もパラメータです。
Excelやプログラムでは、この値を変えることで結果や動きが変わります。
大切なのは、あとから調整できる形で管理しておくことです。
たとえば、毎回コードを書き換えるより、シート上の数値を変更する方が安全で分かりやすくなります。
パラメータを使うと、同じ仕組みでも条件を変えて何度も試すことができます。
その結果、「どの設定が使いやすいか」「どこを直せばよいか」が見えやすくなります。
ただし、数を増やしすぎると管理が難しくなるため注意も必要です。
つまりパラメータは、仕組みを柔軟に動かすための調整つまみのようなものです。
詳しい考え方や使い方は、別ページで深掘りして解説します。オススメ深掘り解説を読む
一般化と「抽象化」
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数学でいう「一般化」と「抽象化」は、似ています。
ただし、まったく同じではありません。
ものすごく簡単に言えば、一般化とは「一つの例だけでなく、もっと広い場合にも成り立つように考えること」です。
一方、抽象化とは「細かい違いをいったん横に置いて、本質だけを取り出すこと」です。
こう書くと、少し賢そうに見えます。
書いている本人も、少し賢くなった気がします。
もちろん気のせいです。
たとえば、次のような式があります。
1 + 2 = 3
2 + 3 = 5
3 + 4 = 7
これを見て、「隣り合う2つの数を足しているな」と気づいたとします。
そこで、
n + (n + 1)
という形で表す。
これが一般化です。
1と2だけの話ではなく、2と3でも、3と4でも、100と101でも同じように考えられる形にする。
つまり、個別の例から広いルールへ広げるわけです。
では、抽象化は何か。
抽象化は、数字そのものから少し離れて、「この式は何をしているのか」を見ることです。
ここでは、具体的な数字よりも「ある数」と「その次の数」という関係に注目しています。
1、2、3、100という具体的な数字は、いったん脇に置く。
その代わりに、「連続する2つの数」という本質を見る。
これが抽象化です。
一般化は、考え方の範囲を広げること。
抽象化は、物事の本質を取り出すこと。(ある本よりあぶり出すという好きな言葉を教わりました)
このように考えると、少し整理しやすくなります。
数学では、この2つがよく一緒に出てきます。
というより、かなり仲良しです。
片方だけで歩いているところをあまり見かけません。
具体的な例を見て、共通点を探す。
その共通点を取り出す。
さらに、もっと広い場合にも使える形にする。
この流れの中で、抽象化と一般化が自然に使われます。(もう少しだけ付き合ってください)
たとえば、三角形、四角形、五角形があります。
形は違います。
でも、どれも「点と線で囲まれた図形」です。
ここで、三角形や四角形という細かい違いをいったん外し、「多角形」という考え方にまとめる。
これは抽象化です。
さらに、「n個の辺を持つ図形」と考える。
これが一般化です。
三角形ならnは3。
四角形ならnは4。
五角形ならnは5。
このように、いろいろな場合を一つの考え方で扱えるようになります。
数学が強いのは、まさにここです。
一つ一つを丸暗記するのではなく、共通する仕組みを見つける。
そして、その仕組みを別の場面にも使えるようにする。
これが数学的な考え方の大きな力です。
ただし、ここで注意したいことがあります。
一般化や抽象化は、とても便利です。
便利ですが、やりすぎると何を言っているのか分からなくなります。
「リンゴが3個あります」なら分かりやすい。
しかし、いきなり「任意の集合に属する要素が……」などと言われると、多くの人は静かにページを閉じます。
私も閉じるかもしれません。
だから大切なのは、具体と抽象を行ったり来たりすることです。
具体例を見る。
共通点を探す。
少し抽象化する。
広い形に一般化する。
そして、もう一度具体例に戻して確認する。
この往復が大事です。
数学が得意な人は、抽象的な世界に行ったまま帰ってこないように見えることがあります。
しかし本当に理解している人は、抽象的な話を具体例に戻して説明できます。
逆に言えば、自分が何かを理解したいときも、まず具体例から入ればよいのです。
いきなり一般化しようとしなくてかまいません。
まずは、目の前の例をよく見る。
「これは何が共通しているのか」
「どこを変えても成り立つのか」
「逆に、どこを変えると成り立たなくなるのか」
こう考えると、一般化や抽象化は急に身近になります。
数学に限らず、仕事やExcelでも同じです。
一回だけ使える方法は、単なる作業です。
似た場面でも使えるように考え直すと、そこに一般化があります。
細かい違いを外して、本当に大事な部分だけを残すと、そこに抽象化があります。
たとえばExcelで、ある表だけに使える関数を作る。
これは具体的な対応ですがそれを、別の表でも使えるように考え直す。
これこそが一般化でロジカルな工程です。
さらに、「この処理は結局、日付ごとに集計しているだけだな」と本質を取り出す。
これは抽象化です。
こう考えると、一般化や抽象化は、難しい数学用語というより、物事を整理するための道具だと分かります。
まとめると、一般化とは「もっと広い場合にも使える形にすること」。
抽象化とは「細かい違いを外して、本質を取り出すこと」。
この2つは似ていますが、役割が少し違います。
抽象化で本質を見つけ、一般化で使える範囲を広げる。
この順番で考えると分かりやすいでしょう。
難しく考える必要はありません。
まずは具体例をいくつか並べる。
共通点を探す。
本質を抜き出す。
ほかの場合にも使えるか試す。
これだけでも、十分に数学的な考え方です。
数学とは、数字をこねくり回すだけの学問ではありません。
物事の奥にある仕組みを見つけ、それを広く使える形に整える学問でもあります。
そう考えると、一般化と抽象化は、数学の中だけでなく、日常の考え方にもかなり役立つものだと思います。
Excel関連
パワークエリ(Power Query)
ウェブクエリ(Web Query)
WEBからデータを収集する機能
WEBページ上の表やデータを、Excelへ自動で取り込むための機能です。
更新ボタンを押すだけで最新情報を取得できるため、多くの業務で活用されてきました。
一方で、近年の動的なWEBサイトには対応できないケースが増えているため
現在では、Power Query や HTTP通信を利用したデータ取得へ移行する場面が多くなっています。
現在のExcelでは、昔の「WEBクエリ」は完全になくなったのではなく、Power Queryの「Webから」機能に引き継がれた部分があります。
WEBページ上の表を読み込む目的は同じですが、Power Queryでは取得後の整形・結合・更新まで扱えるようになりました。
そのため、昔ながらのWEBクエリを、より高機能にしたものがPower Queryだと考えると分かりやすいです。
ソフト、アプリケーション関連
エディター (Editor)
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Webサイトの基本用語
HTML
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HTMLとは、Webページの骨組みを作るための言語です。
文章・見出し・画像・リンクなどを、どこに置くかを指定します。
ブラウザはHTMLを読み取り、人が見やすいページとして表示します。
CSSが見た目を整える役割なら、HTMLはページの構造を作る役割です。
ブログ記事やWebサイトを作るうえで、基本になる大切な仕組みです。
詳しくはここ(競艇が題材ですが)
CSS
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CSSとは、Webページの見た目を整えるための仕組み。
HTMLが文章や見出しなどの「骨組み」を作るのに対して、CSSは「デザイン」を担当します。
文字の色、大きさ、余白、背景色、枠線などを指定でき、たとえば、見出しをオレンジ色の帯にしたり、中央寄せにしたりできます。
同じHTMLでも、CSSを変えるだけでページの印象は大きく変わります。
ブログでは、読みやすさや見やすさを高めるために重要な役割を持ちます。
つまりCSSは、Webページを「読める状態」から「見やすい状態」に整えるための道具です。
HTTP通信
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HTTP通信は、かなり簡単に言うと、
VBAがブラウザの代わりに、例えば公式サイトに「このページのHTMLをください」とお願いして、返ってきたHTMLを受け取る仕組み
です。
私の現在のデータ収集では、ExcelのWEBクエリで画面上の表を取り込んでいるのではなく、VBAが直接インターネットにアクセスして、HTMLファイルの中身を文字列として取得しています。
HTTP通信の基本イメージ
たとえば公式サイトにこういうURLがあるとします。https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/racelist?rno=1&jcd=01&hd=20260101
このURLに対して、VBAがこういうお願いをします。
2026年1月1日、桐生、1Rの出走表ページをください。
すると公式サイト側のサーバーが、
はい、これがそのページのHTMLです。
と返してくれます。
この「ください」「はいどうぞ」のやり取りが HTTP通信 です。
URL
説明を読む
URLとは、Webページやファイルがインターネット上のどこにあるかを示す住所のようなものです。
ブラウザの上部に表示される https://... で始まる文字列がURLです。
たとえば、ブログの記事ページ、画像、Excelファイル、YouTube動画などにもそれぞれURLがあります。
YouTubeで見たい動画をクリックすると、きちんとその動画ページが開きますね?
これは、その動画ごとに専用のURL(世界に一つだけ)が割り当てられているからです。
つまりURLは、目的のページや動画に正確にたどり着くための目印です。
URLを入力すると、ブラウザはその場所にあるページやファイルを探しに行きます。https:// は通信方法を表し、その後ろにサイト名やページの場所が続きます。
WordPressでは、記事や固定ページごとにURLが作られます。
スラッグは、URLの末尾に入るページ名のような部分です。
リンクを貼るときは、このURLを指定することで別ページへ移動できます。
また、URLの末尾に #見出しID を付けると、ページ内の特定の見出しへ直接ジャンプできます。
つまりURLは、Web上の目的地を正確に示すための大切な目印です。
ブラウザ
説明を読む
そんなに真剣に考えなくても大丈夫です。
この記事を読んでいる時点で、あなたはすでに何らかの「ブラウザ」を使っているはずですから(笑)
ブラウザとは、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefox などのように、Webサイトを見るためのソフトのことです。
私たちは普段、何気なく「インターネットを見る」と言いますが、その多くはブラウザを通してWebページを表示しているということになります。
ひと昔前は、Microsoft社のInternet Explorer、いわゆるIEが主流でした。
しかし現在では、世界的に見るとGoogle Chromeがもっとも使われているブラウザで、パソコン・スマホ・タブレットを含めた全体では、おおむね7割前後のシェアがあります。
日本ではiPhoneの利用者が多いため、スマホだけを見るとSafariの存在感もかなり大きくなります。
ただし、パソコンでの利用も含めたブラウザ全体のシェアでは、日本でもChromeがもっとも多く使われています。
つまり、ブラウザの代表例としては、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefoxなどを押さえておけば十分です。
さて、少し話がそれましたが、ブラウザのアドレス欄にURLを入力すると、ブラウザはそのページを探しに行き、取得した情報を画面に表示してくれます。
このとき裏側では、Webページを構成しているHTMLなどの情報を読み取り、人が見やすい形に変換しています。
私たちが普段見ている文字、画像、ボタン、リンクなどは、ブラウザがWebページの情報を解釈して表示してくれているものです。
つまりブラウザは、ユーザーとWebサイトをつなぐ「窓口」のような存在です。
Webサイト制作を学ぶ場合も、データ取得の仕組みを理解する場合も、ブラウザの役割を知っておくと話がかなり分かりやすくなります。
難しく考える必要はありませんが、ブラウザはWebの世界に入るための基本となる重要なソフトです。
パソコン本体・周辺機器の基本用語
CPU
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CPUとは、パソコンの頭脳にあたる部品です。
Excelを開く、文字を入力する、動画を再生する、ソフトを動かすなど、ほとんどの作業でCPUが働いています。
よく「Core i5」「Core i7」「Ryzen 5」などと書かれている部分がCPUです。
数字が大きければ必ず快適、というほど単純ではありませんが、古すぎるCPUだとWindows11やExcelの動作にも影響します。
パソコン選びでは、CPUは最初に確認しておきたい重要な部品です。
2025年時点で考えるなら、CPU選びの基準は「Windows11が普通に動くか」をまず見るのが分かりやすいです。
Windows11は、古いパソコンでも何とか動けばよいというより、一定以上の世代のCPUを前提に作られています。
そのため、中古パソコンを選ぶ場合は特に注意が必要です。
目安としては、IntelならCore iシリーズの比較的新しい8世代以降、AMDならRyzenシリーズ以降を選ぶと安心です。
逆に、かなり古いCeleron、Pentium、古いCore iシリーズなどは、たとえ価格が安くても避けた方が無難です。
Excelを使うだけなら、ものすごく高性能なCPUは必要ありません。
家計簿、簡単な表、ブログ用の管理表、通常の関数程度であれば、Core i3やRyzen 3クラスでも十分使えます。
ただし、Excelで大量のデータを扱う場合や、関数を多く使う場合、VBAを実行する場合、複数のブックを同時に開く場合は、CPUの余裕が効いてきます。
この場合は、最低でもCore i5、またはRyzen 5クラスを選んでおくと安心です。
私の感覚では、2025年時点でExcelを快適に使う最低ラインは、Core i5またはRyzen 5あたりです。
もちろんCPUだけでなく、メモリやSSDも重要ですが、CPUが弱すぎると計算や処理の待ち時間が増えてしまいます。
最後に動画編集です。
4K動画を扱わず、フルHD程度の動画編集であれば、最上位のCPUまでは必要ありません。
しかし、動画編集はExcelよりもCPUに負荷がかかります。
カット編集、テロップ入れ、音声調整、簡単なエフェクト、書き出しなどを行う場合、CPUの性能差が作業時間に出やすくなります。
最低ラインとしては、Core i5またはRyzen 5クラス。
できればCore i7、またはRyzen 7クラスがあると、動画の書き出しや編集作業がかなり楽になります。
つまり、2025年時点でパソコンを選ぶなら、次のように考えると分かりやすいです。
Windows11を動かすだけなら、対応CPUであることが最低条件。
Excelを快適に使いたいなら、Core i5またはRyzen 5以上。
フルHDの動画編集まで考えるなら、Core i5・Ryzen 5を最低ラインにして、余裕があればCore i7・Ryzen 7を選ぶ。
CPUはパソコンのすべてを決める部品ではありませんが、あとから交換しにくい重要な部品です。
安さだけで古いCPUのパソコンを選んでしまうと、あとから後悔しやすいので注意が必要です。
メモリ
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メモリとは、パソコンが作業中のデータを一時的に置いておく場所です。
よく「机の広さ」に例えられます。
机が狭いと、資料を少し広げただけで作業しにくくなるように、メモリが少ないとパソコン全体の動きが重くなります。
Excel、ブラウザ、動画編集ソフトなどを同時に使う場合、メモリの余裕はとても重要です。
CPUが頭脳なら、メモリは作業台の広さと考えると分かりやすいです。
2025年時点でパソコンを選ぶなら、メモリは最低でも8GB、できれば16GBを目安にしたいところです。
昔は4GBでも何とか使えましたが、現在はWindowsそのもの、ブラウザ、セキュリティソフト、各種常駐ソフトだけでも、それなりにメモリを使います。
そのため、4GBのパソコンは起動できたとしても、快適に使えるとは言いにくい場面が増えています。
Windows11の公式な最小要件では、メモリは4GB以上とされています。
ただし、これはあくまで「Windows11を入れるための最低条件」です。
実際にWindows11を使いながら、ブラウザで調べものをし、Excelを開き、画像や動画も扱うとなると、4GBではかなり厳しくなります。
2025年時点では、Windows11を普通に使う最低ラインは8GB、長く使うなら16GBと考えた方が安心です。
次にExcelです。
Excelだけを軽く使うのであれば、8GBでも十分使えます。
家計簿、簡単な表、通常の関数、ブログ用の管理表などであれば、8GBでも大きな問題はありません。
ただし、大量のデータを扱う場合、複数のブックを同時に開く場合、関数を多く使う場合、VBAを実行する場合は、メモリの余裕が効いてきます。
Excelは一見軽そうに見えますが、使い方によってはかなりメモリを使うソフトです。
そのため、Excelを快適に使いたいなら、最低8GB。
大量データ、VBA、複数ブックの同時作業まで考えるなら、16GBを選んでおくと安心です。
最後に動画編集です。
4K動画を扱わず、フルHD程度の動画編集であれば、最上位クラスのメモリまでは必要ありません。
しかし、動画編集はExcelよりも明らかにメモリを使います。
動画編集ソフトを開きながら、素材ファイルを読み込み、音声、テロップ、画像、BGMなどを重ねていくと、メモリの使用量はどんどん増えていきます。
メモリが少ないと、プレビューがカクついたり、ソフトの反応が遅くなったり、書き出し作業中に不安定になったりすることがあります。
フルHD動画編集の最低ラインとしては、8GB。
ただし、実際にストレスを減らして作業したいなら、16GBをおすすめします。
つまり、2025年時点でメモリを選ぶなら、次のように考えると分かりやすいです。
Windows11を動かすだけなら4GBでも条件は満たしますが、実用上は8GB以上。
Excelを普通に使うなら8GB、大量データやVBAまで考えるなら16GB。
フルHD動画編集まで行うなら、最低8GB、できれば16GB。
メモリは、足りなくなるとパソコン全体の動きに影響します。
CPUと同じくらい、体感速度に関わる重要な部品です。
2025年時点で新しくパソコンを選ぶなら、迷ったときは16GBを選んでおくと後悔しにくいはず。
HDD SSD (ハードディスク)
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HDDやSSDとは、パソコンのデータを保存しておく部品のことです。
Windows、Excel、画像、動画、作成したファイルなどは、基本的にここへ保存されます。
HDDは昔からある大容量で安価な保存装置、SSDは高速で静かな保存装置。
現在のパソコンでは、Windowsを入れるCドライブにSSDを使う構成がほぼ標準となっています。
CPUが頭脳、メモリが作業台なら、HDDやSSDは本棚や倉庫のような存在と考えると分かりやすいでしょう。
2025年時点でパソコンを選ぶなら、まず確認したいのは「CドライブがSSDかどうか」です。
昔のパソコンではHDDだけの構成も多くありました。
しかし現在の感覚では、HDDだけのパソコンは起動やソフトの立ち上がりがかなり遅く感じられます。
Windowsの起動、Excelの起動、ファイルの読み書き、更新作業など、日常のあらゆる場面でSSDの速さが効いてきます。
そのため、2025年時点では、Windowsを入れるCドライブはSSDが最低条件と考えてよいでしょう。
HDDは悪い部品ではありません。
ただし、メインの起動ドライブとして使うより、データ保存用として使う方が向いています。
Windows11を使う場合も、CドライブにはSSDをおすすめします。
Windows11の公式な最低条件では、ストレージ容量は64GB以上とされています。
ただし、これはあくまで「インストールできる最低条件」です。
Windowsの更新、Office、ブラウザ、画像編集ソフト、動画編集ソフトなどを入れていくと、64GBではすぐに余裕がなくなります。
実用上は、CドライブのSSDは最低でも256GB。
できれば512GB以上あると安心です。
特に、Windowsの更新ファイルや一時ファイルは、知らないうちに増えていきます。
Cドライブの空き容量が少なくなると、パソコン全体の動きが重くなったり、更新に失敗したりすることもあります。
次にExcelです。
Excel自体は、それほど大容量の保存場所を必要とするソフトではありません。
簡単な表や家計簿、ブログ用の管理表くらいであれば、SSDの容量が大きくなくても使えます。
ただし、Excelで大量のデータを扱う場合、複数のブックを保存する場合、CSV、画像、HTML、バックアップファイルなどを一緒に管理する場合は、保存先の余裕が重要になります。
ファイルを開く、保存する、コピーする、読み込むといった作業では、HDDよりSSDの方が快適です。
Excelを快適に使う最低ラインとしては、Cドライブに256GB以上のSSD。
大量データやVBA、データ収集まで考えるなら、Cドライブは512GB SSD、さらにデータ保存用の別ドライブを用意しておくと安心です。
ここでおすすめしたいのが、CドライブとEドライブを物理的に分ける考え方です。
同じSSDの中をCドライブとEドライブに分ける方法もありますが、それは見た目上ドライブが分かれているだけです。
安全性や管理のしやすさを高めたいなら、Cドライブ用のSSDと、データ保存用の別SSDまたはHDDを物理的に分ける方が分かりやすくなります。
例えば、CドライブにはWindowsやソフトを入れる。
EドライブにはExcelファイル、画像、動画素材、バックアップ前の作業データなどを保存する。
このように分けておくと、Windowsを入れ直す場合や、Cドライブを整理する場合にも、データを管理しやすくなります。
ただし、Eドライブに分けたからといって、それだけで完全なバックアップになるわけではありません。
パソコン本体の故障や誤削除に備えるには、外付けHDD、別PC、クラウドなどへのバックアップも必要です。
最後に動画編集です。
4K動画を扱わず、フルHD程度の動画編集であれば、超高速・超大容量のSSDまでは必要ありません。
しかし、動画編集では素材ファイル、書き出しファイル、一時ファイルなどで容量をかなり使います。
動画編集ソフト本体の容量はそれほど大きくなくても、実際には動画素材の方が大きくなりがちです。
10分、20分の動画を作るだけでも、録画データ、編集プロジェクト、BGM、画像、書き出し後の動画などが増えていきます。
フルHD動画編集の最低ラインとしては、Cドライブに512GBのSSD。
できれば、動画素材や書き出し先として、Eドライブに1TB程度のSSDまたはHDDを用意したいところです。
作業中の動画素材を置く場所はSSDの方が快適です。
一方で、完成後の動画や過去の素材を保存しておくだけなら、容量単価の安いHDDでも十分役に立ちます。
つまり、2025年時点でHDDとSSDを選ぶなら、次のように考えると分かりやすいでしょう。
Windows11を快適に使うなら、CドライブはSSD。
容量は最低256GB、できれば512GB以上。
Excel中心なら、CドライブSSDに加えて、必要に応じてデータ用ドライブを用意する。
フルHD動画編集まで行うなら、Cドライブ512GB SSD、できればEドライブに1TB程度の保存領域を用意する。
HDDは今でも大容量保存には便利な部品です。
しかし、Windowsやソフトを動かすメインドライブとしては、SSDの方が圧倒的に快適です。
2025年時点でパソコンを選ぶなら、「CドライブはSSD、データは別ドライブ」という考え方を持っておくと、あとから後悔しにくくなります。
グラフィックボード(グラフィックカード)
記事を読む
グラフィックカードとは、画面表示や映像処理を担当する部品です。
よく「グラボ」と呼ばれます。
ゲーム、動画編集、3D表示、AI系の画像処理などでは、このグラフィックカードの性能が効いてきます。
一方、Excelやネット閲覧が中心なら、必ずしも高性能なグラボは必要ありません。
CPUが頭脳なら、グラフィックカードは映像担当の職人、と考えると分かりやすいでしょう。
まず最初にお伝えしたいのは、グラフィックカードを選べる楽しみは、ほぼデスクトップPCを使う人に与えられた特権だということです。
ノートパソコンにも高性能なGPUを搭載した機種はあります。
ただし、あとから自由に交換することは、基本的にはできません。
買った時点で、ほぼ運命が決まります。
なかなか厳しい世界です。
その点、デスクトップPCは違います。
ケースの大きさ、電源容量、マザーボードの対応など条件はありますが、あとからグラフィックカードを追加したり、交換したりできます。
これはデスクトップPCの大きな魅力です。
CPUやメモリ、SSDだけでなく、映像処理の部分もあとから育てられる。
この「あとから何とかできる感」は、デスクトップユーザーにとってかなり心強いものです。
2025年時点で考えるなら、グラフィックカードは「全員に必要な部品」ではありません。
最近のCPUには、画面表示用のグラフィック機能が内蔵されているものも多くあります。
これを内蔵グラフィック、またはオンボードグラフィックと呼ぶことがあります。
ネット閲覧、YouTube視聴、Excel、Word、ブログ作成くらいであれば、内蔵グラフィックでも十分な場合が多いです。
無理に高価なグラフィックカードを買う必要はありません。
高性能なグラボを入れたからといって、Excelの足し算が急に感動的な速度になるわけではありません。
そこを期待すると、グラボも困ると思います。
Windows11を使う場合も、基本的には新しめの内蔵グラフィックで問題ないことが多いです。
Windows11では、DirectX 12以上、WDDM 2.0ドライバー対応のグラフィック機能が必要とされています。
ただ、2025年時点でWindows11対応として販売されているパソコンなら、この条件を満たしているものがほとんどです。
つまり、Windows11を動かすためだけに、わざわざ高性能なグラフィックカードを用意する必要はありません。
重要なのは、古すぎるパソコンを選ばないことです。
特に中古のデスクトップPCを選ぶ場合は注意が必要です。
CPUやメモリだけを見て安心していると、グラフィック機能やドライバーが古くて、Windows11との相性で悩むことがあります。
次にExcelです。
Excel中心の作業であれば、グラフィックカードの優先順位は高くありません。
Excelの快適さに効くのは、どちらかと言えばCPU、メモリ、SSDです。
大量データの計算、VBAの処理、複数ブックの同時作業などは、主にCPUとメモリの仕事です。
保存や読み込みの速さはSSDが担当します。
グラフィックカードの出番は、正直そこまで多くありません。
ただし、まったく関係ないわけでもありません。
大きなモニターを使う場合、デュアルモニターにする場合、高解像度の画面で作業する場合は、安定した映像出力が大切になります。
このあたりは、デスクトップPCにグラフィックカードを追加するメリットが出る場面です。
Excelを広い画面で使う。
左の画面に資料、右の画面に作業ブック。
これを一度覚えると、なかなか一画面には戻れません。
人間、便利なものには弱いのです。
Excel用途で考えるなら、最低限は内蔵グラフィックで十分。
デュアルモニターや高解像度モニターを安定して使いたいなら、安価なグラフィックカードを追加する選択肢もあります。
最後に動画編集です。
4K動画を扱わず、フルHD程度の動画編集であれば、最上位クラスのグラフィックカードまでは必要ありません。
ただし、動画編集ではグラフィックカードがあると楽になる場面があります。
プレビュー再生、エフェクト、テロップ、色調整、書き出し、AI系のノイズ除去や補正などでは、GPUの性能が効くことがあります。
特に最近の動画編集ソフトは、GPUを使って処理を軽くする機能を持っています。
フルHD動画編集の最低ラインとしては、内蔵グラフィックでも作業できる場合があります。
ただし、快適さを考えるなら、専用のグラフィックカードがある方が安心です。
目安としては、2025年時点なら、エントリーからミドルクラスのグラフィックカードで十分です。
最新の超高性能モデルを無理に選ぶ必要はありません。
4Kを扱わないなら、ゲーム用の巨大なグラボまで用意しなくても大丈夫です。
むしろ注意したいのは、グラフィックカードだけを豪華にしすぎないことです。
動画編集では、CPU、メモリ、SSD、保存容量も重要です。
グラボだけ立派で、メモリが少ない、SSDが小さい、CPUが弱いとなると、どこかで足を引っ張られます。
パソコンも人間社会と同じで、誰か一人だけ優秀でも限界があります。
つまり、2025年時点でグラフィックカードを考えるなら、次のように整理できます。
Windows11を使うだけなら、新しめの内蔵グラフィックで十分。
Excel中心なら、グラフィックカードよりCPU、メモリ、SSDを優先。
デュアルモニターや高解像度モニターを使うなら、安価なグラフィックカードの追加も有効。
フルHD動画編集まで考えるなら、専用グラフィックカードがあると安心。
ただし、4Kを扱わないなら、最上位モデルまでは不要です。
グラフィックカードは、必要な人にはとても頼もしい部品です。
しかし、全員が最初から高性能なものを買う必要はありません。
デスクトップPCを使うなら、あとから追加・交換できる余地があります。
これこそがデスクトップの強みです。
最初は内蔵グラフィックで始める。
必要を感じたら、あとからグラフィックカードを足す。
この考え方でも十分です。
パソコン選びでは、何でも最初から盛ればよいわけではありません。
必要なところに、必要なだけお金をかける。
グラフィックカードは、その判断が特に大切な部品だと思います。
